子どものしつけは、「誰がしつけをする」でもなく、家族が知識と経験を持ち合って協力して行えばいいんです。毎回一回の注意でしっかり聞き分けて覚えていく子どもなんていないんじゃないですかね。何度も繰り返して、時には違った言い方をしたりして気長に行いましょうよ。
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子どものしつけは、核家族が増える現代では母親や父親がすることが多くなっていると思います。そしてそれは、おいじいさんやおばあさんと同居している方自体が少なくなっているからだと考えています。おじいさんやおばあさんがいる場合といない場合では、子どもたちが「常識的なしつけ」を受ける機会に差が生じるはずです。
父親と母親がしつけの仕方を熟知しているのであれば良いのでしょうが、子育ては親になってから初めてすることですので、わからないこともあって当然だと思います。そんなときに、自分たち以上の知識や経験を持つ人間が子育てに参加する体制があれば、もっと行き届いたしつけをすることができるはずです。
私は幼い頃、両親共に働きに出ていたため多くのことを祖母に教わりました。家庭によっては、父親や母親がしつけをすることもあるでしょうし、祖母や祖父の場合もあるでしょう。「誰がしつけをする」でもなく、家族が知識と経験を持ち合って協力して行えばいいんですよね。子どものしつけがうまくいかない時には、子どもを主にみている母親一人の責任するのでは駄目なんです。
私の妻はもともと保育士(保育園・幼稚園どちらも経験あり)をしていました。職業柄、いろいろな親や子どもと出会うことがあったようですが、しつけがなっていない子どもの親御さんは大抵常識のない人達であったとのことです。昔から子は親を見て育つといいますが、やはりそうなんでしょうね。
また、「子どものしつけは、保育園(幼稚園)でやるもの」だと勘違いしている親御さんもいらっしゃったようです。子どものしつけは家庭の問題です。保育園や幼稚園では、子どもが友達が作れればそれで良いのに。
関係ない話ですが、妻の勤めいていた保育園では、子どもが蚊に刺されたという理由で親がムキになって怒ってきたことがあるそうです。こういう親をどう思いますか?
私の見解では、「子どものしつけは家庭の問題」ですから、なっていない子どもを見ると親を見ます。でも、なっていない子どもの親もまた常識人ではないので、なにも気に留めない様子。あまりに目障りなときには、その子どもに注意しますが、親は知らん振り。
ある程度の常識を持ち合わせた親であれば、子どもの間違った行動を注意されれば恥ずかしいと思うはずですが、常識のなさ過ぎる親の場合はまるで応えません。こういう親の元で育つ子どもが将来親になったときには、きっと同じことが繰り返されるだけでしょう・・・
子どもの誤りを注意しても、何度注意しても直らない。そんなときもありますよね。でも、毎回一回の注意でしっかり聞き分けて覚えていく子どもなんていないんじゃないですかね。何度も繰り返して、時には違った言い方をしたりして気長に待ちましょうよ。
ちなみに我が家でしつけをするときに一番大事にしているのは、その「理由を言うこと」です。子どもを叱るときには、「何がいけなかったのか」を言い、注意するときには「何がどうなるから危ない」ということを子どもに言い聞かせています。子どもが幼い頃(自分で言葉をしゃべれなくて、こちらの言葉も理解できない頃)でも、できるだけ易しい言葉で身振りを加えながら伝えていました。
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