子どもの誤飲対策

誤飲による事故で、一般的に広く知られているのはタバコやお金ですが、それ以外のものにも注意が必要です。一つ二つ年上の兄や姉がいる場合は「何かを食べさせてあげよう」とか、「おもちゃをかしてあげよう」というような、「やさしさ」が事故につながることもあるので気をつけましょう。


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子どもの誤飲のきっかけ

周囲を見渡せば

日常の生活環境で、自分に必要なものが手の届くところにあると大変便利です。テレビのリモコンやパソコン、ペン、はさみ、飲み物や食べ物、実際に近くに置いている方もいるかもしれません。しかし、自分にとって便利な環境や空間が子どもにとっては大変危険なものとなることもあります。

子どもの誤飲

万が一、子どもがお金やタバコなどを飲み込んでしまったら大変です。たとえ、自分にとって便利なものであっても、「子どもが口にして危険なものは近くに置かない」、これは誰もが知っているであろう約束事です。

私は煙草を吸いますが、子どものいるところで吸わないですし、タバコは常にポケットの中で子どもに触らせたことはありません。

我が家の環境

私の家でも、子どもの手の届くところに危険物は置かないように気をつけています。今では「子どものいる環境」、「まわりに危険なものを置かない環境」に慣れましたが、「子どもがいない環境」から「子どものいる環境」に変わったときには、家の中には危険物がいっぱいで、しかも、何が子どもにとって危険なのかがわからなかったので整理するのが大変でした。

誤飲のきっかけ

誤飲は、周囲に物が無い環境下では発生しないと思いますが、小さな子ども(赤ちゃん)のほかに、一つ二つ年上の兄や姉がいる場合は注意が必要なことがあります。次に挙げる話は私の家で実際に起こった出来事です。

ある日、長男(当時2歳6ヶ月)がお菓子(グミ)を食べていたときのことです。長男は、次男(当時生後半月)にお菓子をあげようとして、いきなりグミを次男の口に放りこんでしまったのです。幸いグミは無事に吐き出させることができましたので、大事には至りませんでしたが、場合によってはのどに詰まらせてしまったかもしれません。

このとき私自身は自宅にいなかったのですが、聞いただけでもひやっとしたのを覚えています。長男の「やさしさ」が次男を危険にさらしてしまったのです。

誤飲の対象物

誤飲による事故で、一般的に広く知られているのはタバコやお金ですね。でも、それ以外にも多くの家にあり誤飲の可能性があるものはあるはずです。近くの病院では小児科の先生が「ペットボトルのふた」も危険だと話していました。

最近はジュースだけでなく、水やお茶をペットボトルで購入する機会が増えたため、ペットボトルのふたも身近にあることが多くなりました。それに比例して、子どもも(ペットボトルのふたとの)接触の機会が増え、「事故も増えるのではないか」と考えているとのことです。

物無かれ主義

幼い子どもがいる家庭で誤飲を防ぐ為には、小さいものや危険なものは子どもの手の届く場所に置かないように家族全員で徹底しましょう。口に入るものがなければ、誤飲のおそれはぐっと減ります。また、子どもに兄や姉がいる場合は、弟や妹がかわいくて、「何かを食べさせてあげよう」とか、「おもちゃをかしてあげよう」というような、「やさしさ」が事故につながる場合もあるので気をつけましょう。とにかく小さなものが周りに無い環境づくりが重要だと感じます。


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